どんも、こんにちは。
2.22に行われたJamfNationLiveに参加してきましたので、そのレポートです。 Macや、iPhone、iPadをこれから利用しようかなーって思ってる人に向けてのレポート(のつもり)です。 帰ってきて突貫で帰ってきたので、乱文申し訳・・・。
基調講演
森ビルに迷子になってしまい途中からの参加となってしまいました。
Jamf社CIOのリンさんからの言葉
Jamf社の取り組みやこれからのデバイス環境についての示唆がありました。 特に「Love & Trust」という単語には強く共感しました。
Loveは好きな端末を使うことを指したLove Trustはそのデバイスを安全に利用できることのTrustとのこと。 但し、今まではこのLoveとTrustを両立することが難しかった。 セキュリティを高めれば、その分利便性が失われる・・・等。
一方で、セキュリティレベルをガシガシ上げたとして、その手順の煩わしさから 抜け道を探されて突かれたら元も子もない。 だからこそ、Love & Trustを追及するべきなのだ。とのことでした。 Appleデバイスのユーザー体験を損ねることなく、セキュリティの向上を狙う。 素敵な考え方ですわ。
仕事するのは人間ですからね。ユーザー体験は優先度高く考えられるべきです。
iPhoneのBYODについて
中途入社の女性と、情シスの男性の小芝居を観賞しました。 Jamfさんの登壇された方皆さんに言えることですが、喋りとても流暢でした。 このお二人もまた、スーっと頭に入るやり取りをしてくれました。
内容としては、中途入社の女性が社給スマホorBYODを選ぶところから始まります。
女性が情シスに電話をする。 情シスは電話でキッティングの案内をする。 これがまたシンプルで良かったです。
・仕事用のアカウントとしてログインする ・セルフサービスとJamf Trustがインストールされる ・chromeをインストール。プライベート領域と別れていることを確認する ・仕事用のホーム画面を作れる(別ページでなく、別ホーム画面として・・・。)
の案内。女性社員は都市伝説をググってるのがバレないことにホっとしておりました。
メッセージとしては ・Jamf Proを利用してBYODも視野に入れよう ・プライベートと業務領域を分けれるよ ・もちろんコピペはできなくするよ といった点でした。
他には、「テクノロジーを先行させてユーザー体験を後回しにしてはいけない。最も大事なのはユーザー体験だ」という言葉がありました。 この言葉はまさにAppleデバイスを専用に扱っているんだなと思わせてくれます。
学習効果の見える化に貢献! ~jamf Data PolicyによるiPad利用状況データの取得と活用方法~
教育現場におけるiPad等の活用状況や、課題などをお話されていました。
印象的だったのはGigaSchoolでの取り組みの一例です。 国語の授業で、「ネムネムの木の音読」を行った。 これは電子教材で行っていた・・・。ここまではイメージしやすいGigaスクールの取り組みですが、 これを発展させて「音読を録音し、感情を表す音楽を選び発表する。」といった授業をされていました。
まさに新しい学びに向けたチャレンジだなと感じました。 電子教材?へへーん、教科書に書き込めないじゃん。とか思ってた自分がちょい恥ずかしい。
端末の機能を活かし、国語で養いたい文章からの想像力を何倍にも膨らませるすごい取り組みだなと思いました。 これ、自分もやりたい! ボランティアとかでできないんですかねぇ。さすがにiPad10台揃えるのは厳しいな・・・。
ところで、ICTデバイスの割り当ては今、1人に1台が実現されてるそうです。 すごいですね。 そこまで配備されてるのですからもっと効果を出していきたいですね。 というところで、これからの時代のICTのテーマは ・iPad利活用の促進 ・児童生徒を守るためのセキュリティ整備 ・iPad利用状況の確認
だそうです。
・iPad利活用の促進という点ではMEXCBTの活用をどんどん進めていきたいみたいですね。 個人的には、ネムネムの樹の様な想像力を伸ばすような、iPadならではの新しい授業をどんどん出したい。 地域毎に特色あっても面白いですね。
・児童生徒を守るためのセキュリティ整備という面では、例えばアダルトサイトや暴力的なサイトを見せない。だとか 漫画・ゲームなどの学習目的外のものを防ぐとか。セキュリティポリシーをすり抜ける利用をつぶすとか。。見たいです。 やはりいたちごっこにはなりそうらしく、フィルタリングをかけてみるとフィルタリング対象外のプロキシサイトからフィルタリング先に迂回して見に行くような 方法が口コミで学生間で広まるそうな・・・。 これに即座に対応できるのもJamfの良さですね。
・利用状況の確認。これは一児の父である僕も気になります。まだ小学生にもなってないですが、 学校から借りたiPadどう使われてるの???っていうのは気になります。 せっかくプライベートスホホはカバーしてるのに、学校のから漫画とか見れてるとちょっとなぁ・・・。ってなります。
あとは学習の効果測定ですかね。何時にどれくらい利用している。とか成績と紐づけて分析とかしたら面白いかもしれないなと思いました。
こういった情報を取るためにJamf Data Policyというサービスが存在します。というところまでが講演でしたが、 そこはJamf 社のHPを見ていただいて・・・。
医療現場での活用事例
医療現場でもiPhoneやiPadを導入することが増えました。 Macを使うお医者さんもいらっしゃいますよね。
そういったユースケースの紹介がありました。 デバイスを日勤用・純夜勤用・夜勤用のデバイスとする。 非アクティブの時間にアップデートしますよ。とかできていいですね。
デバイスも3交代だ。
また、シフトだけでなく役職に応じてもグルーピングして構成を変える。 医師、幹部にはより柔軟なことができるプロファイルを、 看護師には業務に集中できるプロファイルを割り当てることも事例としてあるみたいです。
業務体験がいい方に傾くと生産性も上がっていいですよね。
もう一つ、なるほどと思ったのが、 「確実な制限と有効活用のための拡張性」 という話でした。 デバイスをちゃんと制限して業務で使いこなす。そのうえで新しい使い方を模索し、 業務を次の次元に押し上げる。っていうところでした。 そうですよね。最初はスモールに入って、どんどん夢広げてくのが定石ですよね。
「MDMはモバイルデバイス管理」ではなく、「MDMはモバイルデバイスを有効活用するための水先案内人」ともいえるかもしれません
ちなみに、iPhoneとMDMを導入した病院では、オンラインミーティングや、電カルの参照などをiPhoneで行ってました。 SIMの構成とかを工夫して、病院外からもどうにかこうにか病院内のカルテを閉域SIMを通して認証を行い、セキュアな状態で閲覧できるようにしていました。
結果、3か月で22時間の残業時間が減ったそうです。 看護師の電子カルテ閲覧件数は10000を超えてましたが、具体的にどういう数字か抑えるの失念してた・・・。
他にも、病院事例の紹介してましたが、詳しくは問い合わせると良いと思う。
次に、MacとWindowsの混在環境でもええやでっていうお話です。
Jamf で MacやiPhoneを管理することがいかに大事か。ということを聞きました。 また、Microsoft社から、「Jamf or Microsoft」ではなく「Jamf × Microsoft」とのこと。 Microsoft社内でもMacの管理にJamf Proを利用していたそうな。
MSのIntuneでもMacは管理できないことはなかったと思いますが、 Microsoft社はWindowsの会社ですので、Macの管理はあまり得意分野ではないと思います。 なので「1つのMDMでWindowsとMacを管理する」ことは一見スマートに見えるが、課題が出てしまう。ということが起きる
Jamf Proは ・インベントリをたくさん収集する ・アプリ配信の即時性 ・OSの同日サポート など・・・。
ここら辺の課題はJamf Proで解決することができますとのこと。 Microsoft Igniteでは「Igniteでは、複雑なApp管理やスクリプティングの時はJamfとintuneの組み合わせが推奨」という言葉も有り、 MSからもMacはJamf Proで管理するのがイイヨとのお触れが出ています。 また、AzureADと連携して、コンプライアンスポリシーを準拠している/していないで挙動の制御ができたりします。イイネ。
で、共同モデルの導入は既に成功しているお客様がいます。 Windowsと同等のセキュリティベースラインを確保するのは皮切りにMacも管理しよう
自治体の行政サービス
釧路町の事例では、コロナ交付金を利用してコロナを機に導入しました 元々iPadを持っていたため、スムーズだったそうです。 インターネットに出る通信はできるように、また閉域SIMで操作できるようにし、庁外での利用は禁止できるようにしました。
韮崎市では災害時の写真撮影用や、議会のペーパーレス様に導入したそう。 特に防災情報アプリを配っており、郵便番号を記入するとその地域の状況がわかるそうです。
これ、道路工事とかの地図アプリあればおもろいですね。