比較検討の難しいMirosoft 365
皆さんこんにちは。
会社の情報システム部、もしくはシステム担当、もしくはSIerだったりする皆様を悩ませる問題の1つと言えば
ライセンスどれにすればいいの?
という問題です。
Microsoft 365のライセンスは種類が多く見た者を悩ませます。
場合によっては、Microsoft 365でなく、Office 365を選んだ方が実はお得なケースもあったりします。そんな部分も踏まえてライセンスの特徴を知っていきましょう!
※この情報は公開日(2023/07)の情報としています。最新情報はMSのドキュメントを参照するようにしてください
今回対象とするサービスについて
ライセンスを比較検討するにあたって、前提として何のサービスを利用するかという点が重要になってきます。
ですので、今回は下記のサービスを利用することを前提に考えてみたいと思います。
- Entra ID Premium 1 ( Azure AD Premium 1)
- Microsoft Intune
- Microsoft Defender for Endpoint
- Microsoft Defender for Cloud Apps
- Microsoft Teams
ライセンスはどんな種類があるの?
選びやすいライセンスとしては 下記のものがあります。皆さんもここら辺を悩まれるかと思います。
- Microsoft 365 Business Premium
- Microsoft 365 E3
- Office 365 E3 & Microsoft 365 Enterprise Mobility + Security E3
それぞれの違いを見ていこうと思います。
Microsoft 365 Business Premiumの特徴
Microsoft 365 Business Premium はユーザー数 300 人以下の中小規模企業を対象として、デバイスの管理やIDの管理等を行うことができるプランです。
特徴としては、今回利用したいIntuneや、EntraIDのPremium 1 、またMicrosoft defender for Business としてEDRの機能や、他にMicrosoft Defender for Cloud Apps Discovery(シャドウIT検知)も利用することができます。
一方で、後述するMicrosoft 365 E3ライセンスと比較すると Windows OSのEnterprise利用に大きく差があり、大規模でWindows 10/11 Enterpriseを利用する場合などはE3の方がよく、そうでない場合は、Business Premiumで、事足りるかもしれませんね。
細かい面で確認するとOnedrive for Businessでの容量制限の差だったり、ExchangeOnlineでの差が有ります。
Microsoft 365 E3の特徴
Microsoft 365 E3は、Enterprise向け(ユーザー数300人以上)を対象として、デバイスの管理・IDの管理、セキュリティの担保を行うことができるプランです。
特徴として、Microsoft 365 Business Premiumと大きく変わるところはないですが、Onedriveや、Exchange OnlineなどのOffice 365スイート系でのプランに差が有ったり、Microsoft 365 E3 ではWindows で利用できるセキュリティ対策の種類等も変わっていたりします。
一方で、BitlockerやMicrosoft Defenderウイルス対策などの広く必要とされるセキュリティ対策についてはBusinessPremiumでも利用することができます。
Office 365 E3 & Microsoft 365 Enterprise Mobility + Securiy E3の組み合わせ
Office 365 E3 & Microsoft 365 Enterprise Mobility + Security E3の組み合わせは、TeamsやExchange Onlineを利用するためのOffice 365 E3を購入し、Entra IDやIntune、Microsoft Defender for Enpointを利用するためにMicrosoft 365 Enterprise Mobility + Security E3を購入するという内訳になっています。
利用可能な範囲は、Microsoft 365の範囲で言えば、ほぼMicrosoft 365 E3と同等となります。
差分としては、Windows Enterpriseの機能が包含されていませんが、多くの企業ではWindows 10/11 Proを購入されて、利用されているかと思いますので、問題ないかと思います。
まとめ
- Microsoft 365 Business Premium は、Microsoft 365でデバイス管理等を始めたい中小企業向けのライセンス
- Microsoft 365 E3 は、大規模な環境で、Microsoft 365を利用したい場合
- Office 365 E3 & Microsoft 365 Enterprise Mobility + Securiy E3はお得にMicrosoft E3と同等のMicrosoft 365のサービスを利用したい場合
ということがわかりましたね!
導入のご相談等あれば、お気軽にご連絡ください。
その他に、、、
- 一体どこから情報を仕入れてるの?
- 価格を比較するとどう違うの?
- Office 365の機能差分ってどこまで違うの?
などなどもっと知りたい方は下記にて記載しております。 一歩先の管理者を目指す方、ここからが本番ですよ!